“惣髪”の読み方と例文
旧字:惣髮
読み方割合
そうはつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菊五郎の光俊は惣髪そうはつにて、金の新月の前立物ある二谷にのたにといふかぶとを負ひ、紺糸おどしよろい、お約束の雲竜の陣羽織にて立派なり。
と、精々いなせに飛びこんでゆくと! 聞き覚えのある謡曲の声とともに、よもぎのような惣髪そうはつのあたまが一つ、せまい湯船の隅にうだっている。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
従前通りの惣髪そうはつを整理して、念入りに撫でつけて、別製の油でもつけさえすれば仕事が済むのだと、無雑作むぞうさに考えて、先生の頭へくしを当てようとすると
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)