“惣太”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうた75.0%
そうだ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ずっと前に、はじめて三輪の藍玉屋あいだまやの不良息子の金蔵に鉄砲を教えた惣太そうたでありました。
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
いわゆる信夫しのぶ惣太そうた浄瑠璃じょうるりなどよりはずっと前から、この日を梅若の供養という習わしがすでにあって、芝居はむしろ主人公の名前に、土地でよく知られた佳名かめいを採用したものと考えられる。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
翌二十四年の一月には鳥越とりこえの中村座に出勤して、一番目の「八陣はちじん」で主計之助かずえのすけ、中幕の「合邦がっぽう」で俊徳丸、二番目の「しのぶ惣太そうだ」で松若をつとめていたが、舞台の活気はすこしも衰えなかった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)