“鳥越”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりごえ67.9%
とりこえ25.0%
とりこし3.6%
とりごへ3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳥越とりごえの笹屋宗太郎が、今でもお品さんを付け廻しているという話だが——、あの男なら、利助兄哥を安心させるだろうと思うが——」
それは鳥越とりこえの中村座であると教えられて、わたしはまたすぐに出かけると、きょうも午後から行ったので、芝居はもう三分の一ほど済んでいた。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
鳥越とりこし村の釜清水かましみずという部落なども、釜池という清水が村の名になるほど、今では有名なものになっていますが、もとはやはり水がすくなくて、わざわざ手取てとり川まで汲みに行っておりました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
鳥越とりごへの新堀川に天文臺のあつたといふ古跡も私たちは知らなかつた。
花火と大川端 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)