“惣吉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうきち80.0%
これ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人はやっとつかみ合いをやめた。彼等の前には薄痘痕うすいものある百姓の女房が立っていた。それはやはり惣吉そうきちと云う学校友だちの母親だった。
百合 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
界隈かいわいの物持で通っている植木屋へ、型の通りの怪盗幻の民五郎が入って、小判で二百両あまりの金をった上、主人惣吉そうきちの土手っ腹をえぐって逃げ失せたのです。
母「はい、薬は有ったが惣吉これがにいい付けて置いたら、あわてゝ、包の中へ入れて置いたのを置いてめえりまして」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)