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惣吉
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そうきち
ふりがな文庫
“
惣吉
(
そうきち
)” の例文
二人はやっと
掴
(
つか
)
み合いをやめた。彼等の前には
薄痘痕
(
うすいも
)
のある百姓の女房が立っていた。それはやはり
惣吉
(
そうきち
)
と云う学校友だちの母親だった。
百合
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
界隈
(
かいわい
)
の物持で通っている植木屋へ、型の通りの怪盗幻の民五郎が入って、小判で二百両あまりの金を
奪
(
と
)
った上、主人
惣吉
(
そうきち
)
の土手っ腹を
刳
(
えぐ
)
って逃げ失せたのです。
銭形平次捕物控:027 幻の民五郎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
というと驚きまして、本家では
悴
(
せがれ
)
惣二郎
(
そうじろう
)
から弟息子の
惣吉
(
そうきち
)
にお
内儀
(
かみ
)
さん村の年寄が駈けて来て見ると間に合いません間に合わない訳で、殺した奴が知らしたのでございますから。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
手代の
惣吉
(
そうきち
)
が飛出して御近所の方を呼んで来ようとすると、後ろから呼止めて、振り返ったところへ、今
盗
(
と
)
ったばかりの売溜めの中の、銭を一枚投げられて、左の眼を
潰
(
つぶ
)
されてしまいました。
銭形平次捕物控:039 赤い痣
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
惣
漢検準1級
部首:⼼
12画
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
“惣”で始まる語句
惣菜
惣領
惣
惣身
惣髪
惣門
惣助
惣嫁
惣太
惣左