“戸迷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とまど75.0%
とまどい16.7%
とまどひ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秀調の針妙水無瀬しんみょうみなせは小町の難義を救ふ役なるが、作者がえたいの知れぬものを拵へしため、やっこの小万が戸迷とまどひをしたといふ形あり。
いるとすればどこからか戸迷とまどいをしてまぎれ込んで来たに相違ない。三越陳列場の断片を切り抜いて落柿舎らくししゃ物干竿ものほしざおへかけたようなものだ。対照の極とはこれであろう。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
廊下で、一つ時戸迷とまどひした挙句、やつとトイレットを見つけてドアを押した。そして、鏡の前に立つと自分の泣顔に「イ、イ」をしてみせた。
双面神 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)