“冗漫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうまん80.0%
むだ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その著しき例は小説の場合であって、時に、冗漫じょうまんなる描写と、筋の変化と、興味を強めるために道草をふけることを余儀なくされることがある。
たゞいたずらに冗漫じょうまん饒舌じょうぜつで、にもつかない事を仰山ぎょうさんにたどたどしく書いて居るとしか思われなかった。オセロに就いても、全く同様の感じがした。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
広巳は冗漫むだな口を利きたくなかった。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)