トップ
>
冗漫
>
じょうまん
ふりがな文庫
“
冗漫
(
じょうまん
)” の例文
その著しき例は小説の場合であって、時に、
冗漫
(
じょうまん
)
なる描写と、筋の変化と、興味を強めるために道草を
耽
(
ふけ
)
ることを余儀なくされることがある。
『お話の木』を主宰するに当たりて宣言す
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
たゞ
徒
(
いたず
)
らに
冗漫
(
じょうまん
)
で
饒舌
(
じょうぜつ
)
で、
愚
(
ぐ
)
にもつかない事を
仰山
(
ぎょうさん
)
にたどたどしく書いて居るとしか思われなかった。オセロに就いても、全く同様の感じがした。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
二幕目お蔦部屋はお蔦が不義の疑を受けて召仕に
遺物分
(
かたみわ
)
けする処なるが、
冗漫
(
じょうまん
)
なれば今回の如く除きし方よし。
明治座評:(明治二十九年四月)
(新字旧仮名)
/
三木竹二
(著)
猶
(
なお
)
これから書く事も、あるいは
冗漫
(
じょうまん
)
の
譏
(
そしり
)
を免れないものかも知れません。
二つの手紙
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“冗漫”の意味
《名詞》
冗漫(じょうまん)
冗長で締まりがないこと。散漫なこと。
(出典:Wiktionary)
冗
常用漢字
中学
部首:⼍
4画
漫
常用漢字
中学
部首:⽔
14画
“冗漫”で始まる語句
冗漫弛緩