“ほがらか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ホガラカ
語句割合
93.8%
明朗3.1%
朗々3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眼もほとんど青年のように、ほがらかな光を帯びている。殊に胸を反らせた態度や、さかん手真似ジェスチュアを交える工合は、鄭垂氏よりもかえって若々しい。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
御殿ごてん玄関げんかん黒塗くろぬりりのおおきな式台しきだいづくり、そして上方うえひさしはしら長押なげしなどはみなのさめるような丹塗にぬり、またかべ白塗しろぬりでございますから、すべての配合はいごうがいかにも華美はでで、明朗ほがらか
しばらくすると朗々ほがらかんだ声で流して歩く馬子唄まごうたが空車の音につれて漸々ぜんぜんと近づいて来た。僕は噴煙をながめたままで耳を傾けて、この声の近づくのを待つともなしに待っていた。
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)