悠閑のどか)” の例文
中には、優しくも五弦琴を掻き鳴らす者もあり、各自にいろいろな娯楽に興じたり、ハンモックの中で悠閑のどかな眠りを貪ることも出来た。
それは、又右衛門にも、せぬらしい。といって、手紙の内容は、至って悠閑のどかな消息に過ぎない。内密の用事でとか、折入ってとかいう言葉は見えなかった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)