“たばかり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
欺罔33.3%
詭計22.2%
計策11.1%
詐欺11.1%
11.1%
軍配11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
怒りを湛へしフレジアスのさま、さながら大いなる欺罔たばかりに罹れる人のこれをさとりていたみなげくが如くなりき 二二—二四
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
エセックスが読むと、「血を流すものと、詭計たばかり多きものとは、生きておのが日の半ばにもいたらざるべし」
あるひは一一二がつ椎柴しひしばをおほひて雨露をしのぎ、つひとらはれて此の嶋にはぶられしまで、皆義朝よしともかだましき計策たばかりくるしめられしなり。
いにしへに富める人は、あめの時にかなひ、くにの利をあきらめて、一〇六産を治めて富貴となる。これ天のまにまになる計策たばかりなれば、たからのここにあつまるも天のまにまになることわりなり。
ああ詐欺たばかりに身は瘠せて
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
「我、汝が命のために、善きたばかりせむ」といひて、すなはちなし勝間かつまの小船を造りて、その船に載せまつりて、教へてまをさく、「我、この船を押し流さば、ややしましいでまさば、御路みちあらむ。 ...
一〇七為朝ためともが勇猛、為義一〇八忠政ただまさ軍配たばかり一〇九贏目かついろを見つるに、西南の風に焼討やきうちせられ、一一〇白川の宮を出でしより、一一一如意によいみねけはしきに足を破られ