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羂
ふりがな文庫
“羂”の読み方と例文
読み方
割合
わな
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わな
(逆引き)
そう思っていると私の心にある巧みな計略の
羂
(
わな
)
が見えて来た。凡てが私のために張られた羂であったかも知れないと私は思った。
運命のままに
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
どうしてもつと堂々と文子の美点を強調し、文子の美点に比べたなら、
羂
(
わな
)
にもかからぬ老獪な狐のやうな卓一の心を
発
(
あば
)
いてやらなかつたのであらうか。
吹雪物語:――夢と知性――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
なぜ安心したかと云ふに、猩々は同じ棒を伝つて下りて来るより外はないから自分で
羂
(
わな
)
に掛かつたやうなもので、もう掴まへられさうだと思つたからである。
病院横町の殺人犯
(新字旧仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
羂(わな)の例文をもっと
(14作品)
見る
羂
漢検1級
部首:⽹
18画
“羂”の類義語
罠
引掛
詭計
計略
謀略
術策
術数
“羂”を含む語句
不空羂索
不空羂索観音
不空羂索神変真言経
係羂
縄羂
羂索
陥羂
鴫羂
“羂”のふりがなが多い著者
大手拓次
尾崎紅葉
矢内原忠雄
アリギエリ・ダンテ
エドガー・アラン・ポー
斎藤茂吉
柳田国男
島崎藤村
泉鏡花
宮沢賢治