“詐術”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さじゅつ81.0%
さじゆつ9.5%
いつわり4.8%
トリツク4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
詐術さじゅつや陰謀や暴力を主な手段とし、組織も性格も独裁的、非大衆的、不寛容的な私党だというのが、一般に認められる区別である。
政治学入門 (新字新仮名) / 矢部貞治(著)
猫又法印の寫し繪の詐術さじゆつを利用して、彦太郎をジリジリ殺さうといふ、恐ろしい計畫に卷き込んだのです。
蔡和、蔡仲の降参は、あきらかに詐術いつわりです。なんとなれば、妻子は江北に残しておる。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分には深川猿江町に住む親類も友人も無いから、これも亦「堂々たる男子」の卑怯なる詐術トリツクに過ぎないのであらう。