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懸樋
ふりがな文庫
“懸樋”の読み方と例文
読み方
割合
かけひ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かけひ
(逆引き)
ちょうど、
七刻
(
ななつ
)
下がりの刻限なので、そろそろ旅の者の影も絶え、次郎が去った後は、
懸樋
(
かけひ
)
の水の音がチロチロとせせらぐのみで、暫く茶店は閑散のていに見うけられる。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
池の
面
(
も
)
に落ちつつとほる水の音
懸樋
(
かけひ
)
は冬のものにぞありける
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
春の山
懸樋
(
かけひ
)
の水のとまりしを
昨夜
(
よべ
)
の狐とにくみたまひぬ
舞姫
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
懸樋(かけひ)の例文をもっと
(5作品)
見る
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
樋
漢検準1級
部首:⽊
15画
“懸”で始まる語句
懸
懸念
懸想
懸隔
懸崖
懸合
懸命
懸引
懸物
懸値
“懸樋”のふりがなが多い著者
北原白秋
与謝野晶子
吉川英治