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懸樋
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かけひ
ふりがな文庫
“
懸樋
(
かけひ
)” の例文
ちょうど、
七刻
(
ななつ
)
下がりの刻限なので、そろそろ旅の者の影も絶え、次郎が去った後は、
懸樋
(
かけひ
)
の水の音がチロチロとせせらぐのみで、暫く茶店は閑散のていに見うけられる。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
池の
面
(
も
)
に落ちつつとほる水の音
懸樋
(
かけひ
)
は冬のものにぞありける
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
春の山
懸樋
(
かけひ
)
の水のとまりしを
昨夜
(
よべ
)
の狐とにくみたまひぬ
舞姫
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
「水なら
懸樋
(
かけひ
)
から流れているだろう、いくらでも飲むがいいよ」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
山かげの
懸樋
(
かけひ
)
の
縁
(
へり
)
の
紐氷柱
(
ひもつらら
)
本末
(
もとすゑ
)
ほそうなりにけるかも
篁
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
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山かげの
懸樋
(
かけひ
)
の
縁
(
へり
)
の
紐氷柱
(
ひもつらら
)
本末
(
もとすゑ
)
ほそうなりにけるかも
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
樋
漢検準1級
部首:⽊
15画
“懸”で始まる語句
懸
懸念
懸想
懸隔
懸崖
懸合
懸命
懸引
懸物
懸値