“手詰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てづめ88.9%
えづめ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あなたは三十三間堂も御嫌いか知らないが、私に聞かせるのだからいっしょに行って下すってもいでしょうと手詰てづめの談判をする。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その非常手段というのは、ここへ逃げ込んだのが縁、何者か知らないが当家の主人を叩き起し、手詰てづめの談判をしてみるのだ
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
切り抜ける手はいくらもあるが、手詰えづめに出られるとねつける勇気はない。もう少し冷刻に生れていれば何の雑作ぞうさもない。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)