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相成
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あひなり
ふりがな文庫
“
相成
(
あひなり
)” の例文
今晩
(
こんばん
)
の
泊
(
やど
)
に
連參
(
つれまゐ
)
れと申されければ幸藏はおせん與惣次に向ひ願の趣きお取上に
相成
(
あひなり
)
たれば今宵お
泊
(
とまり
)
の
御本陣迄
(
ごほんぢんまで
)
罷
(
まか
)
り出よと
云
(
い
)
ひ
置
(
おき
)
乘輿
(
のりもの
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
上野
(
うへの
)
の
戦争後
(
せんそうご
)
徳川様
(
とくがはさま
)
も
瓦解
(
ぐわかい
)
に
相成
(
あひなり
)
ましたので、
士族
(
しぞく
)
さん
方
(
がた
)
が
皆
(
みな
)
夫々
(
それ/″\
)
御商売
(
ごしやうばい
)
をお始めなすつたが、お
慣
(
な
)
れなさらぬから
旨
(
うま
)
くは
参
(
まゐ
)
りませぬ。
士族の商法
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
夜
(
よ
)
に
入
(
い
)
り候ては又気分変り、胸の内
俄
(
にはか
)
に
冱々
(
さえざえ
)
と
相成
(
あひなり
)
、なかなか
眠
(
ねぶ
)
り居り候空は
無之
(
これなく
)
、かかる折に人は如何やうの事を考へ候ものと
思召被成
(
おぼしめしなされ
)
候や、又其人私に候はば何と
可有之候
(
これあるべくさふらふ
)
や
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
如何なる心の
機
(
はずみ
)
にか候ひけむ、唯だ忽然はつと思ふやがて今までの我が我ならぬ我と
相成
(
あひなり
)
、筆の動くそのまゝ、墨の紙上に声するそのまゝ、すべて一々超絶的不思議となつて眼前に耀き申候。
予が見神の実験
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
憐
(
あはれ
)
み
何時迄
(
いつまで
)
狂氣
(
きやうき
)
でも有まじ其内には
正氣
(
しやうき
)
に成るべしとて
連
(
つれ
)
歸り是も
隱居所
(
いんきよじよ
)
へ入置
遣
(
つか
)
はせしに
追々
(
おひ/\
)
正氣に
相成
(
あひなり
)
ければ又々以前の如く
産婦
(
さんぷ
)
の
取揚
(
とりあげ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
何
(
ど
)
うも
劇剤
(
げきざい
)
を
多量
(
たりやう
)
にお
用
(
もち
)
ひに
相成
(
あひなり
)
ましたものと見えて、
今日
(
けふ
)
は
余程
(
よほど
)
加減
(
かげん
)
が悪うござります。殿「
木内
(
きのうち
)
は
何
(
ど
)
ういたした。 ...
華族のお医者
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
其節
(
そのせつ
)
の
御腹立
(
おんはらだち
)
も、罪ある身には元より覚悟の前とは申しながら、
余
(
あまり
)
とや
本意無
(
ほいな
)
き
御別
(
おんわかれ
)
に、いとど思は
愈
(
まさ
)
り
候
(
さふらふ
)
て、帰りて後は
頭痛
(
つむりいた
)
み、
胸裂
(
むねさく
)
るやうにて、夜の目も合はず、明る日よりは一層心地
悪
(
あし
)
く
相成
(
あひなり
)
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
相違
仕
(
つかま
)
つり候ては御役儀も
輕
(
かろ
)
く
相成
(
あひなり
)
候故私しの内意仕つり候に付私再吟味御免を
蒙
(
かうむ
)
り其後病氣と
披露
(
ひろう
)
仕つり
引籠
(
ひきこも
)
り
中
(
ちう
)
家來
(
けらい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
毎月
(
まいげつ
)
やらうと
云
(
い
)
ふ事に
相成
(
あひなり
)
、
蜀山人
(
しよくさんじん
)
、
或
(
あるひ
)
は
数寄屋河岸
(
すきやがし
)
の
真顔
(
まがほ
)
でございますの、
談洲楼焉馬
(
だんしゆうろうえんば
)
などゝ
云
(
い
)
ふ
勝
(
すぐ
)
れた
狂歌師
(
きやうかし
)
が
寄
(
よ
)
つて、
唯
(
たゞ
)
落語
(
らくご
)
を
拵
(
こしら
)
へたまゝ
開
(
ひら
)
いても
面白
(
おもしろ
)
くないから
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
成
常用漢字
小4
部首:⼽
6画
“相成”で始まる語句
相成候
相成度
相成申
相成不申
相成樣
相成難
相成候上
相成可申
相成居候
相成申候