“蜀山人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょくさんじん91.7%
しよくさんじん8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その同時代の人蜀山人しょくさんじんの記録中(『半日閑話』)にも見ゆれば、やや穿鑿に過ぎてかへつて誤謬ごびゅうを生じたるの感なくんばあらず。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
たくまずして気のいた状景をとらえたところが眼に見るようである。それに比べると、蜀山人しょくさんじんが、松平定信の改革を諷して
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
毎月まいげつやらうとふ事に相成あひなり蜀山人しよくさんじんあるひ数寄屋河岸すきやがし真顔まがほでございますの、談洲楼焉馬だんしゆうろうえんばなどゝすぐれた狂歌師きやうかしつて、たゞ落語らくごこしらへたまゝひらいても面白おもしろくないから
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
成程なるほど南洲も大きかつたに相違ないが往時むかしの偉人をめるばかりではつまらぬ、吾々自ら偉人となつた積りで働かなければならぬと、蜀山人しよくさんじんが見たといふうなぎになりかけた薯蕷やまのいものやうに