“しょくさんじん”の漢字の書き方と例文
語句割合
蜀山人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫れから同じ長州の藩士で東条礼蔵とうじょうれいぞうと云う人も矢張やはり私と同僚飜訳方ほんやくがたで、小石川の蜀山人しょくさんじん住居すまいう家にすんで居た。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
蜀山人しょくさんじんの狂歌に「さ蕨が握りこぶしをふり上げて山の横つら春風ぞふく」、支那にも蕨の異名を『広東カントン新語』に拳菜、『訓蒙字会』に拳頭菜など挙げいるから
中国の詩を見ても何々調というのがあり、日本でも蕃山ばんざん蜀山人しょくさんじん等近世の教養ある人士の風流の歌曲があって、その遺習は明治以後も一部の人達に残っている。
歌詞とその曲 (新字新仮名) / 信時潔(著)