“近習”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんじゅ47.6%
きんじゅう38.1%
きんじゆ11.9%
きんじふ2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近習きんじゅの者は、皆この鬢をむしるのを、彼の逆上した索引さくいんにした。そう云う時には、互にいましめ合って、誰も彼の側へ近づくものがない。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「いやいやそれは偽りでござる! 腰元も近習きんじゅうも知る訳がない! ——がしかしここにただ一つ、それを知られる手段てだてがござる」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
此時江戸表には八代將軍吉宗公よしむねこう近習きんじゆめされ上意には奉行越前守は未だ病氣全快びやうきぜんくわいは致さぬか芝八山やつやまに居る天一坊は如何いかがせしやとほつと御溜息ためいき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
正して居竝ゐならびたり越前守は見知人みしりにんの甚左衞門善助を御近習きんじふ仕立したて寶澤に相違なくはたもとを引べし夫を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)