“ちか/″\”の漢字の書き方と例文
語句割合
近々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まへらずかれも唯今たつたいまうちのとつさんが龍華寺りうげじ御新造ごしんぞはなしてたをいたのだが、のぶさんは近々ちか/″\何處どこかのぼうさん學校がくがう這入はいるのだとさ、こゝも仕舞しまへばねへや
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
処が此間大坂の我家わがやから、もー学校の始まるのも近々ちか/″\になつたのだから早く帰れと云ふて手紙が来たので仕方がなく帰る事にした で、今朝けさ立つと云ふ処であつたのが、馴染なぢみになつためい
夜汽車 (新字旧仮名) / 尾崎放哉(著)
願ひて見るべしと夫より平兵衞はたくへ歸り吉之助初瀬留にむか偖々さて/\喜八は憫然あはれにも是々の事により最早もはや近々ちか/″\御所刑おしおきなるべし偖々是非もなき事なりと語りしかば吉之助大いに驚き扨は喜八事我が爲の出來心にてぬすに入り既に御所刑にならんとかすれば我が手で殺すも同じ事なり同人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)