うけたまわり)” の例文
十日の御書状拝見つかまつり候。庭の模様がへ、北村のおくりし朝顔の事などうけたまわり候。おきみさんより同日の書状まゐり候。家事(しゅうとめに仕へ子を育つるなど)のため何事(文芸など)も出来ぬよしかこちきたり候。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
この事は非常に秘密にいたしをり候やうにうけたまわりをり候が実は今度東京の慶応義塾にてその文学部を大刷新しこれより漸々ようよう文壇において大活動をさむとする計画これありそれにつき文学部の中心となる人物を
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)