“うけが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
71.4%
首肯16.7%
7.1%
2.4%
承知2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ程でなくっても、父と兄の財産が、彼等の脳力と手腕だけで、誰が見ても尤と認める様に、作り上げられたとはうけがわなかった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それを首肯うけがってくれるようなKならいいのですけれども、彼の性質として、議論がそこまでゆくと容易にあとへは返りません。なお先へ出ます。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
されば少年がその意気と、その容貌ようぼうと、風采ふうさいと、その品位をもってして誰がこれをうけがわざるべき。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ことに井沢は四四弓の本末もとすゑをもしりたる人のすゑにて、四五掟ある家と聞けば、今いなむともうけがはじ。
二つ返事で承知うけがってお茶漬を出すとじつによく食べた。その後で手を出すと、どっこいこの方はそう容易くは参らなかった。