“うべな”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウベナ
語句割合
59.5%
35.1%
承諾2.7%
首肯2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
己れ炊事をみずからするの覚悟なくばの豪壮なる壮士のはいのいかで賤業せんぎょううべなわん、私利私欲をててこそ、鬼神きしんをも服従せしむべきなりけれ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
そのことも思い出されたが、あの作品に対して作者の態度にそういう立て前があってのこととは当時もうべなわれなかった。
文学と地方性 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
右門もその義気には感じたが承諾うべなおうとはしなかった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
この傾向を首肯うべないつつ、文芸委員のするという選抜賞与の実際問題に向うならば、公平にして真に文界の前途を思うものは、誰しもその事業に伴う危険と困難とを感ずべきはずである。
文芸委員は何をするか (新字新仮名) / 夏目漱石(著)