“大循環”の読み方と例文
読み方割合
だいじゅんかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでは、あらゆることが可能かのうである。人は一瞬いっしゅんにして氷雲ひょううんの上に飛躍ひやく大循環だいじゅんかんの風をしたがえて北にたびすることもあれば、赤い花杯はなさかずきの下を行くありかたることもできる。
さあ通しておれ、いいや僕たちこそ大循環だいじゅんかんなんだ、よくマークを見てごらん、大循環と云われると大抵たいていたれでも一寸ちょっと顔いろをやわらげてマークをよく見るねえ、はじめから
風野又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
旅行の方が東京よりはえらいんだよ。旅行たって僕のはうろうろじゃないや。かけるときはきぃっとかけるんだ。赤道から北極まで大循環だいじゅんかんさえやるんだ。東京なんかよりいくらいいか知れない。
風野又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)