“青州”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいしゅう75.0%
せいしう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
音に聞く蜈蚣峰ごこうほうの晩秋もうしろに越えて、道は青州せいしゅう二龍山の方へと、一日一日、近づく冬の歩みとともに、二十日余りを重ねていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで老翁が語り出すのを聞けば、この地方の青州せいしゅうの県軍でも手を焼いている匪賊ひぞくの一団がこれから奥の桃花山に住んでいる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
和尚おしよう如何どうだナなど扶持ふちでもしてくやうにはゞかせて、茶の呑倒のみたふしを、コレハ先生よくこそ御来臨ごらいりんさいはかたより到来たうらい銘酒めいしゆ、これも先生に口をきついただくは、青州せいしう従事じゆうじ好造化かうざうくわなどゝきゝかぢりと
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)