青州せいしゅう)” の例文
音に聞く蜈蚣峰ごこうほうの晩秋もうしろに越えて、道は青州せいしゅう二龍山の方へと、一日一日、近づく冬の歩みとともに、二十日余りを重ねていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで老翁が語り出すのを聞けば、この地方の青州せいしゅうの県軍でも手を焼いている匪賊ひぞくの一団がこれから奥の桃花山に住んでいる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
街は青州せいしゅう清風寨せいふうさいの要害の地にあるので、かなりな繁華を呈し、各州へ通じる三街道の起点をなし、人家四、五千、小高いところに鎮台ちんだいがある。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
燎原りょうげんの火とばかり、魔の手をひろげて行った黄巾賊の勢力は、今では青州せいしゅう幽州ゆうしゅう徐州じょしゅう冀州きしゅう荊州けいしゅう揚州ようしゅう兗州えんしゅう予州よしゅう等の諸地方に及んでいた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あなたは、青州せいしゅうへ行くがよい。青州の刺史にしてあげる」と至極、簡単に命じた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)