“せいしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勢州58.3%
青州25.0%
清秀8.3%
清衆8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第十四 紫蘇しそ飯 と申すのは勢州せいしゅう岩内いわうちの名物ですが大層味の良いもので先ず青紫蘇を塩水で洗って日に干してパリパリに乾かしておきます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
そこで老翁が語り出すのを聞けば、この地方の青州せいしゅうの県軍でも手を焼いている匪賊ひぞくの一団がこれから奥の桃花山に住んでいる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たまた荷葉かよう披麻ひますものあり、波浪をあろうてもっず、交替去来、応接にいとまあらず、けだし譎詭けっき変幻中へんげんちゅう清秀せいしゅう深穏しんおんたいぶ。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
する。上人のおゆるしによって、おことも入室されたのだ。今日からは、いわば綽空とも同様な同寮の清衆せいしゅうであるのだ。この身にかしずくなどと思う心をすてて、お身と共に、念仏に専念することじゃ
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)