“岩内”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いわない66.7%
いわうち33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
根雪ねゆきになると彼れは妻子を残して木樵きこりに出かけた。マッカリヌプリのふもと払下はらいさげ官林に入りこんで彼れは骨身を惜まず働いた。雪が解けかかると彼れは岩内いわないに出て鰊場にしんばかせぎをした。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
僕はそのうち郷里に——郷里は岩内いわないです——帰ります。岩内のそばに硫黄いおうを掘り出している所があるんです。その景色を僕は夢にまで見ます。その絵を作り上げて送りますから見てください。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
第十四 紫蘇しそ飯 と申すのは勢州せいしゅう岩内いわうちの名物ですが大層味の良いもので先ず青紫蘇を塩水で洗って日に干してパリパリに乾かしておきます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)