“陳登”の読み方と例文
読み方割合
ちんとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は、陳大夫、陳登ちんとう父子おやこをよんで、防戦の策を計り、陳登は、われに従え、陳大夫は残って徐州を守れと命じた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陳大夫ちんたいふの息子陳登ちんとうは、その後も徐州じょしゅうにとどまって城代の車冑を補けていたが、一日、車冑の使いをうけて、何事かと登城してみると、車冑は人を払って
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
独りひそかに、砦の高櫓たかやぐらへのぼって行った陳登ちんとうは、はるか曹操の陣地とおぼしき闇の火へ向って、一通の矢文やぶみを射込み、何喰わぬ顔をしてまた降りてきた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)