“まくらべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
枕辺89.1%
枕邊8.7%
枕頭2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右、はるれやと申し候は、切支丹宗門の念仏にて、宗門仏に讃頌さんしようを捧ぐる儀に御座候由、篠、其節枕辺まくらべにて、泣く泣く申し聞かし候。
尾形了斎覚え書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そのうち朝餉あさげんで、出勤しゆつきん時刻じこくやうやちかづいた。けれども御米およねねむりからめる氣色けしきもなかつた。宗助そうすけ枕邊まくらべこゞんで、ふか寐息ねいきゝながら、役所やくしよかうかやすまうかとかんがへた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
与里の枕頭まくらべにゐた玄也は猫の顔付をツと持ち上げて、余り唐突な激しい意志のために、瞬間クラクラと仰反のけぞるやうなハヅミをつけたが
竹藪の家 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)