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寢轉
ふりがな文庫
“寢轉”の読み方と例文
新字:
寝転
読み方
割合
ねころ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねころ
(逆引き)
寢轉
(
ねころ
)
んで
讀書
(
どくしよ
)
してゐる
枕頭
(
まくらもと
)
にお
行儀
(
げうぎ
)
よくおちんをしてゐる、
叱
(
しか
)
つても
逃
(
に
)
げない、
庭
(
には
)
へつまみ
出
(
だ
)
す、また
這入
(
はい
)
つてくる、
汚物
(
をぶつ
)
をたれ
流
(
なが
)
す、
下女
(
げぢよ
)
が
怒
(
おこ
)
る。
ねこ
(旧字旧仮名)
/
北村兼子
(著)
汲
(
くん
)
で持ち出で傳吉の足を
洗
(
あら
)
ひ
行燈
(
あんどう
)
提
(
さげ
)
先に立ち座敷へ伴ひ
木枕
(
きまくら
)
を出し
些
(
ちと
)
寢轉
(
ねころ
)
び給へとて娘は勝手へ立ち行き半時ばかり出で來らず傳吉は
頭
(
かしら
)
を
回
(
めぐら
)
し
家内
(
かない
)
の樣子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
萌黄
(
もえぎ
)
、
淡紅
(
ときいろ
)
しどけない
夜
(
よる
)
の
調度
(
てうど
)
も
部屋々々
(
へや/″\
)
にあからさまで、
下屋
(
したや
)
の
端
(
はし
)
には、
紅
(
あか
)
い
切
(
きれ
)
も
翻々
(
ひら/\
)
する。
寢轉
(
ねころ
)
んだ
男
(
をとこ
)
、
柱
(
はしら
)
に
凭
(
よ
)
つた
圓髷姿
(
まるまげすがた
)
、
膳
(
ぜん
)
を
運
(
はこ
)
ぶ
島田髷
(
しまだまげ
)
が
縁側
(
えんがは
)
を——
恁
(
か
)
う
宙
(
ちう
)
に
釣下
(
つりさが
)
つたやうに
通
(
とほ
)
る。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
寢轉(ねころ)の例文をもっと
(3作品)
見る
寢
部首:⼧
14画
轉
部首:⾞
18画
“寢”で始まる語句
寢
寢床
寢臺
寢衣
寢覺
寢室
寢所
寢顏
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寢息
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北村兼子
作者不詳
泉鏡太郎
泉鏡花