“原始”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はじめ50.0%
むかし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして恐らく、そこに人間の美的本能の唯一な傾向が語られてあるだらう。宇宙の眞理はかうである。「原始はじめに韻律があり後に言葉がある。」
青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
原始はじめ、自然民族に於て、うたは同時にうたであり、詩と音樂とは同一の言葉で同一の觀念に表象された。
青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
いつの原始むかしから湛え始め、いつの未来まで湛え続くとも判らぬ海。はてしも知らぬ海。あらゆるものを育みそだて、あらゆるものを生きて働かせ、あらゆるものを葬り呑んで行く海。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)