“韻律”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんりつ53.3%
リズム46.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われわれの冒険者は、なんとなく自分の目がそういう繁栄を吸い、耳がそういった韻律いんりつに言い寄られているような気持だった。
ふと、遠くの竹林の中から、まるでざわめく風の中からでも生れたかのように、わらべ達の合唱する童謡わざうたが、美妙な韻律いんりつをひびかせながら、だんだんと聞えて来る。………
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
「耳に聽えない韻律リズム」それは即ち言葉の氣韻の中に包まれた「感じとしての韻律リズム」である。そして實に、此所に自由詩の詩學が立脚する。
青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
これは詩に於て、文字が文字としての生命を離れて、音声から成る韻律リズム及び諧調ハアモニイの効果を企図してゐるのと少しも変りはないのであります。
演劇一般講話 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)