“いんりつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
韻律100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
顔つきが、れぼったく、いつも、ややぎらぎらしている。彼は怒鳴どなるように話をする。婦人に向かってさえもそうだ。頸筋くびすじしわが、カラアの上で、ゆるやかに韻律いんりつ正しく波を打っている。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
その不思議な韻律いんりつは、曲と踊とが常に一緒に現れるからに依るのだと思います、あの悠大な沖縄の女詩人恩納おんななべの作の如き、全くそうであります。彼女は文字を知らない人だったといいます。
沖縄の思い出 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
そのうちに、俊寛は、その叫び声の中に、ある韻律いんりつがあるのに気がつく。
俊寛 (新字新仮名) / 菊池寛(著)