くたぶ)” の例文
脚気かっけわずらって病的な心臓を悪くし、寝るにも起きるにも着たきりの黒い洋服とともにくたぶれはてて、再縁している古里ふるさとの母のもとへかえって行ってしまった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)