“老憊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうはい50.0%
ろうばい25.0%
ろうぱい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老憊ろうはいの肉体を抱き、見果てぬ夢を追い、荒涼の磯をさまようもの、白髪の浦島太郎は、やはりこの世にうようよ居る。
懶惰の歌留多 (新字新仮名) / 太宰治(著)
自然の風景に惑溺わくできして居る我の姿を、自覚したるときには、「われ老憊ろうばいしたり。」と素直に、敗北の告白をこそせよ。
自分たち洋学派の学生も大半はその「三民主義」の熱烈な信奉者となって、老憊ろうぱいの清国政府を打倒し漢民族の新国家を創造し、もって列国の侵略に抗してその独立性を保全すべしと叫んで学業を放擲ほうてき
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)