トップ
>
躱
>
さ
ふりがな文庫
“
躱
(
さ
)” の例文
又人々の我を遇すること極めて冷なるが爲めに、身を室隅に
躱
(
さ
)
けたるとき、心にはむかしサンタがもろ手さし伸べて、我を棄てゝ去らんよりは寧ろ我を殺せと叫びしことをおもひぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
その、張り切った気合を受けて、弾き返した瞬間、小太郎は、柳の木蔭へ、
躱
(
さ
)
けていた。何う斬って、何う引いたか——月丸は、刀を元の如く下段につけて、静まり返っていた。小太郎は
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
富士春は、大仰に、そして、
媚
(
なま
)
めかしく、身体を
躱
(
さ
)
けて
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
躱
漢検1級
部首:⾝
13画
“躱”を含む語句
精神的躱避
身躱
躱身