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荒神
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あらがみ
ふりがな文庫
“
荒神
(
あらがみ
)” の例文
これで、
毎年
(
まいねん
)
村
(
むら
)
を
荒
(
あ
)
らして、
人身御供
(
ひとみごくう
)
を
取
(
と
)
る
荒神
(
あらがみ
)
の
正体
(
しょうたい
)
が、じつは
猿
(
さる
)
の
化
(
ば
)
け
物
(
もの
)
であったことが
分
(
わ
)
かって、
村
(
むら
)
のものはやっと
安心
(
あんしん
)
しました。
しっぺい太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
残らず、一度は神仏の目の前で燃え輝いたのでございましょう、……中には、口にするのも
憚
(
はばか
)
る、
荒神
(
あらがみ
)
も少くはありません。
菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
変な形をした
舳
(
へさき
)
に、槍を持った『海の
荒神
(
あらがみ
)
』の像がほりつけてある。檣には星の軍艦旗が、青く、美しくひらひらとひるがえり、敵ながらも勇ましい出征
振
(
ぶり
)
である。
昭和遊撃隊
(新字新仮名)
/
平田晋策
(著)
本朝出来の像としてはまず、此程物凄い
天部
(
てんぶ
)
の姿を拝んだことは、はじめてだ、と言うものもあった。神代の
荒神
(
あらがみ
)
たちも、こんな形相でおありだったろう、と言う噂も聞かれた。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
「なんのなんのこの四人がたとえ一度にかかったとて、貧乏ゆるぎもすることか、それに第一ここは霊地。軍神
荒神
(
あらがみ
)
のまします所ゆえ、そんな
狼藉
(
ろうぜき
)
は
禁物
(
きんもつ
)
禁物、神罰のほどがおそろしい」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
陸中国閉伊郡船越村字田ノ浜の鎮守に
荒神
(
あらがみ
)
神社というのがある。
東奥異聞
(新字新仮名)
/
佐々木喜善
(著)
おしはかるだに、その
性
(
さが
)
の
恐
(
おそろ
)
しときく
荒神
(
あらがみ
)
も
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
能登では、産婦のまだ七十五日を過ぎないものを、(あの姉さんは、まだ小屋の
中
(
うち
)
、)と言う
習慣
(
ならわし
)
のあるくらい、黒島の
赤神
(
しゃくじん
)
は
赤神様
(
あかがみさま
)
と申して
荒神
(
あらがみ
)
で、
厳
(
きびし
)
く不浄を嫌わるる。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
おしはかるだに、その
性
(
さが
)
の恐しときく
荒神
(
あらがみ
)
も
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
“荒神”の意味
《名詞》
荒神 (こうじん、あらがみ)
民俗信仰の神の一つ。三宝荒神、地荒神など。
1.が家を守るように陰で守護するもの。
(出典:Wiktionary)
“荒神”の解説
荒神(あらがみ または こうじん)とは、日本の民間信仰において、地域や台所の神として祀られる神格の一例。
(出典:Wikipedia)
荒
常用漢字
中学
部首:⾋
9画
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
“荒神”で始まる語句
荒神様
荒神箒
荒神柱
荒神十左
荒神松
荒神棚
荒神樣
荒神風呂