“赤神”の読み方と例文
読み方割合
しゃくじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
能登では、産婦のまだ七十五日を過ぎないものを、(あの姉さんは、まだ小屋のうち、)と言う習慣ならわしのあるくらい、黒島の赤神しゃくじん赤神様あかがみさまと申して荒神あらがみで、きびしく不浄を嫌わるる。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
声を掛けて、呼掛けて、しかも聾に、おおきな声で、おんなの口から言訳の出来る事らしくは思われない。……吹降ふきぶりですから、御坊の頭陀袋ずだぶくろに、今朝は、赤神しゃくじん形像すがたあらわれていなかった事は、無論です。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)