“吹降”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふきぶり63.6%
ふきぶ27.3%
ふきおろ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
述(のべ)用意(ようい)の雨具(あまぐ)甲掛(かふかけ)脚絆(きやはん)旅拵(たびごしら)へもそこ/\に暇乞(いとまごひ)して門(かど)へ立出菅笠(すげがさ)さへも阿彌陀(あみだ)に冠(かぶ)るは後(あと)より追(おは)るゝ無常(むじやう)の吹降(ふきぶり)桐油(とうゆ)の裾(すそ)へ提灯の灯(ひ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さるにや気も心もよわよわとなりもてゆく、ものを見る明(あきら)かに、耳の鳴るがやみて、恐しき吹降(ふきぶ)りのなかに陀羅尼(だらに)を呪(じゆ)する聖(ひじり)の声々(こえごえ)さわやかに聞きとられつ。
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
賤機山(しずはたやま)、浅間(せんげん)を吹降(ふきおろ)す風の強い、寒い日で。寂しい屋敷町を抜けたり、大川(おおかわ)の堤防(どて)を伝ったりして阿部川の橋の袂(たもと)へ出て、俥(くるま)は一軒の餅屋へ入った。
雛がたり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)