“甲掛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうがけ72.7%
こうかけ18.2%
かふかけ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あんぺら帽子を阿弥陀あみだかぶり、しま襯衣しゃつ大膚脱おおはだぬぎ、赤い団扇うちわを帯にさして、手甲てっこう甲掛こうがけ厳重に、荷をかついで続くは亭主。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「さあ、わしには解らない」こう云ったのは六十五六歳、葉洩れの月光に映じた姿、脚絆きゃはん甲掛こうかけ、旅装い、軽羅うすものの十徳を纒っている。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
のべ用意ようい雨具あまぐ甲掛かふかけ脚絆きやはん旅拵たびごしらへもそこ/\に暇乞いとまごひしてかどへ立出菅笠すげがささへも阿彌陀あみだかぶるはあとよりおはるゝ無常むじやう吹降ふきぶり桐油とうゆすそへ提灯の
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)