“こうかけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
甲掛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さあ、わしには解らない」こう云ったのは六十五六歳、葉洩れの月光に映じた姿、脚絆きゃはん甲掛こうかけ、旅装い、軽羅うすものの十徳を纒っている。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しまの筒袖に革の帯、山袴をはき小刀をたばさみ、厳重を極めた旅よそおい、すなわち脚絆きゃはんをはき甲掛こうかけをつけ、火事場頭巾ずきんに似たような、あごまで隠れる頭巾をかぶり、揃って小鎌をひっさげている
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)