“桐油”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうゆ96.8%
あぶら3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のべ用意ようい雨具あまぐ甲掛かふかけ脚絆きやはん旅拵たびごしらへもそこ/\に暇乞いとまごひしてかどへ立出菅笠すげがささへも阿彌陀あみだかぶるはあとよりおはるゝ無常むじやう吹降ふきぶり桐油とうゆすそへ提灯の
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
困つたなと思つてゐると、車夫が桐油とうゆはづしてこの辺ぢやおへんかと云ふ。提灯ちやうちんの明りで見ると、車の前には竹藪があつた。
京都日記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
むしろを解き、桐油あぶらびきの紙を解いて伊織が——
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)