“桐油紙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうゆ53.8%
とうゆがみ38.5%
とうゆし7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どれ」いや応なく取って見ると、桐油紙とうゆぐるみ、上に唐草銀五郎様、の名は裏に小さく「行きいの女より」としてあった。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と——こんどは、その穴へあつい桐油紙とうゆがみを一面にしき、五すんかすがいでふちをめて、ドウッと水を入れはじめる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
戦場へ出ても、長陣の時などは、野原にあなを掘らせて、坑のなかに桐油紙とうゆしをしきつめ、それへ湯をいっぱい汲みこんで、ひたったりした。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)