“旅拵”の読み方と例文
読み方割合
たびごしら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のべ用意ようい雨具あまぐ甲掛かふかけ脚絆きやはん旅拵たびごしらへもそこ/\に暇乞いとまごひしてかどへ立出菅笠すげがささへも阿彌陀あみだかぶるはあとよりおはるゝ無常むじやう吹降ふきぶり桐油とうゆすそへ提灯の
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
どこの田舎の武士ざむらい。——一応はそうとしか見えない手織木綿のごつい羽織に野袴のばかまという旅拵たびごしらえ。——けれど大小が図ぬけていい。立派な差料さしりょうである。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
出立の日となると、蜂須賀七内はすっかり髪容かみかたちまで変えて、清洲きよすの油問屋の註文取という旅拵たびごしらえをして出かけた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)