“差料”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さしりょう95.8%
さしれう4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亭「へい中身なかごは随分おもちいになりまする、へいお差料さしりょうになされてもおに合いまする、お中身もおしょうたしかにお堅い品でございまして」
「これはあり合せ、そなたの年頃に似合うか似合わぬか、それは知らぬ、さがふじになっているはずだが、それでも差料さしりょうにさわりはあるまい」
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
見せてと云ふに女房は何の氣もつかず出して見せれば平四郎と云ふ者の脇差わきざしまがふ方なきをつと幸之進が差料さしれうなり印形と云ひ脇差わきざしと云ひ敵は平四郎にきはまつたりと思ひ其平さんとやらの女郎衆はととへ八重咲樣やへざきさまと云ふを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)