“さしりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
差料88.5%
指料7.7%
差刀3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これはあり合せ、そなたの年頃に似合うか似合わぬか、それは知らぬ、さがふじになっているはずだが、それでも差料さしりょうにさわりはあるまい」
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「伝蔵は主人の枕元にある脇指わきざしで斬ったのですが、その脇指が吉良上野こうずけ殿の指料さしりょうであったと云うことです。その由来は存じませんが、先祖代々伝わっているのだそうです」
半七捕物帳:61 吉良の脇指 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
次の間から、ツツと近侍の者が捧げて来た男女二組の白服、白だすき、見事な差刀さしりょうが添えてそれへ置かれた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)