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さしもの
ふりがな文庫
“さしもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
サシモノ
語句
割合
指物
67.9%
差物
14.3%
差刀
7.1%
差旗
3.6%
揷物
3.6%
簪
3.6%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
指物
(逆引き)
入口の格子を叩いたのは、顏見知りの隣り町の
指物
(
さしもの
)
職人——といふよりは、小
博奕
(
こばくち
)
を渡世にしてゐる、投げ節の小三郎といふ男でした。
銭形平次捕物控:236 夕立の女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
さしもの(指物)の例文をもっと
(19作品)
見る
差物
(逆引き)
「されば、これはみなわが白旗城を包囲していた敵が、攻め口を解いて逃げ落ちるさい、道の諸所にあわてて捨て去った
差物
(
さしもの
)
にござります」
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さしもの(差物)の例文をもっと
(4作品)
見る
差刀
(逆引き)
武蔵が、はて? ——と感じたわけは、怖ろしく
敏捷
(
びんしょう
)
なのと、黒
扮装
(
いでたち
)
とはいえ、
差刀
(
さしもの
)
の
鐺
(
こじり
)
や
足拵
(
あしごしら
)
えなど浮浪の徒や、ただの野武士とは、見えなかったからである。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さしもの(差刀)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
差旗
(逆引き)
ヒラリと
溜
(
たま
)
りへかえった加藤孫一、
使番目印
(
つかいばんめじるし
)
の
黄幌
(
きほろ
)
に赤の
差旗
(
さしもの
)
を
背
(
せ
)
につッたて、馬をあおって、
右陣
(
うじん
)
福島市松
(
ふくしまいちまつ
)
のところへ
馳
(
か
)
けとばした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さしもの(差旗)の例文をもっと
(1作品)
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揷物
(逆引き)
そこから、舞台の左右へ、黒い甲冑の武者たちが、およそ五十人ばかり、それぞれ背に
揷物
(
さしもの
)
を立て、槍、長巻、弓などを手に、居並んでいた。
山彦乙女
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
さしもの(揷物)の例文をもっと
(1作品)
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簪
(逆引き)
牡丹形の
蒔絵
(
まきえ
)
の櫛に金足の
珊瑚
(
たま
)
の
簪
(
さしもの
)
、貞之進は
我伏糸
(
わがふしいと
)
が見られるようで、羽織の襟をそっとひっぱって居たもおかしかった。
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
さしもの(簪)の例文をもっと
(1作品)
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“さしもの”の意味
《名詞》
さしもの【指物、差物、挿し物】
武士が戦国時代に戦場において自分や自軍の目印にするために鎧の指筒などにさしたり、従者に持たせたりした小旗、旗指物。背旗。飾り物。
髪にさす飾り物。
釘などを使わずに板をさし合わせて作る家具や建具、器具、調度品の総称。またはその技法。
《idiom・連体詞》
さしもの【然しもの】
(多く「も」を伴う語句にかかって)さすがの。あれほど大した。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
さしりょう
サシモノ
かざ
かざし
かん
かんこ
かんざ
かんざし
こうがい