“たびごしら”の漢字の書き方と例文
語句割合
旅拵100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅拵たびごしらえの武士が二人、一足おくれに駈けつけて来た。十兵衛と又十郎の兄弟であった。
柳生月影抄 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ばばも旅支度だし、小次郎も旅拵たびごしらえなのだ。そしてこの野火止のびどめ立場たてばには、細川家の重臣岩間角兵衛以下、十名ぐらいな藩士とその家来や荷駄の者が今、昼食の休息を取っているのである。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)